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2011年03月12日

地震。関係ないですか?

昨日、東京に勤めてる友達からメールがった。
「すごい地震がってすごいゆれて怖かった。」って。

私は普段テレビをつけるのは仕事から帰ってきてから。
だからそのメールも多分震度3くらいだろうと思って「大丈夫?」しか返さなかった。

状況を知ったのはその約1時間半後。

出勤して一通り準備を終えたところでえらいさんが何やら話してた。
「じょびの実家、大丈夫ね?」
なにがですか?
「地震。すごいのあったの知らない?多分今日映画キャンセルなるよ。」

私の職場は津波警報が出た場合、避難所に指定されています。

それからみんな手とめて携帯の小さな画面でテレビみた。
初めてどれだけの大きさかを知ってびっくりしたと同時に怖くなった。



「阪神大震災」
16年前の地震。 
私はこれを体験している。
被災ではなく体験。

当時、私は12歳。大阪の島本町っていう小さな町の社宅に住んでた。
震度5弱か強やったかは忘れた。
起きたのは朝方、暗かった。
ドーーーーンって音がした気がする。
隕石がおちたと思った。地球に何が起きたのかわからんかった。
ただ覚えてるのは私が寝ていた4畳半から見えた豆電球がすごい勢いで揺れてプチッってきれた。
揺れが続く中、真っ暗で聞いたのはお皿とかコップが割れる音。
それでも揺れる4畳半。
揺れが収まってから父がみんなを集めた。
停電。
懐中電灯で見た家の中。
恐怖と寒さ。
大阪では地震は珍しくない。よく起こってた。
でも初めての大きな地震。
母によると私は怖くて怖くて歯、ガチガチ言わせなが1時間震えていたらしい。
テレビが繋がって見た映像。
その後嫌々行った学校で見たガラスの破片の山。
もちろん学校はすぐに生徒を返した。
その後続々と映る被災地。

私はそれから地震が怖くてたまらなくなった。
あの地震の後すぐに引っ越して部屋を割り当てられたけど
地震があるたびに私はベッドから全く動けなくなって父か母が来てくれるまで固まるようになってしまった。
あれから私はあれ以上の大きな地震は来ないだろうって思ってた。



今回、地震の事知ってニュースを見て愕然とした。
阪神大震災で火災と寒さがなかったら被害はもう少し少なかったんではないか?ってことを聞いたことがある。

今回はそれにプラス津波に原発。
私は今沖縄で被害はない。
被害はないけど地震の怖さは知っているつもり。

私が沖縄に来てから一度震度3くらいの地震があった。
たいしたことではないと思った。
でも次の日、職場はその話題でもちきりやった。

今日、私の耳に「関係ない。」という言葉が入ってきた。
はたしてそうでしょうか?

テレビで起きていることは関係ないのでしょうか?

少なくとも現実に起きていることなのです。
恐怖と寒さ、大切な人の安否もわからず不安に飲み込まれそうな人たちは数えられないでしょう。

テレビでみてたら現実とは思えないですよね。

でも昨日テレビのニュースで津波の事やってて
「ここは町だったんです。町があったんです。」
ってやってたのが忘れられない。

我が家の失う気持ちはどんなだろう?
帰る場所。
大事な場所。
育った町。
思い出の地。

それが一瞬にしてなくなる虚しさ。

テレビの向こうで一体何人のひとがこれらに耐えてるのか。
私には計り知れない。

それでもニュースで流れるのは事実で泣きそうな事実。
でも私が泣いたところで何が変わるわけでもない。
私が泣いて何かが変わるならいくらでも泣いてやる。
でも何も変わらない。

私にはただ祈るしかできない。

宮城の知り合いのブログを読んでやっぱり現地はすごいことなってると思う。
ご飯の配給はあるけどカップメンとかおにぎり一個とか。
それでもその人が避難してる場所は給水所になってて水には困らないだろうって言ってた。
でも家の中はやっぱりめちゃくちゃになってたらしい。


それでも関係ない?

よく考えてほしい。

ここが沖縄で被害がなから?
自分のまわりに被害がないから?
テレビの向こうだから?

みんな必死なんです。

地震はいつどこでおこるかもわからない災害。

強い地震のあとの余震。
余震の続く怖さ。

12歳だった私の中にもあれだけ残った印象。

心配なのは被災地の子供たちの心。


どうか少しでも被害がすくなくありますように。
一人でも多くの安全。安心。


私には何ができるやろう?




Posted by じょび at 22:46│Comments(0)
 
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